重力ゼロ。笑いは無限。 /Zero Gravity. Infinite Laughs.
概要
『Unfinity』は宇宙とテーマパークをコンセプトとしたMagic the Gatheringのセット。先日某F氏の好意でドラフトを遊ばせていただいたので、たまには記録として残す。青黒アトラクションで挑んで戦績は2-2。具体的には以下の通り。
1試合目:対青白 2-1
1本目と3本目で《Soul Swindler》並べて殴って勝ち。飛行持ちをうまく《Wolf in ___ Clothing》で除去できたのが多分よかった。
2試合目:対赤緑 2-0
《Storybook Ride》と《Log Flume》がぶん回って勝ち。
3試合目:対白緑? 1-2
この試合記憶が怪しい。飛行が一生止まらなくてクロック負けしたことだけは覚えている。
4試合目:赤白青 0-2
2戦ともマナフラッドの上にアグロで叩き潰された。もっと強気にマリガンすべきだったかも。正味スタッツサイズ差が響いてたと思う。
ちなみに『Unfinity』のドラフトアーキタイプは以下らしい。
色 | テーマ |
---|---|
白青 | 名前・ステッカー |
白黒 | 帽子 |
青黒 | サイコロ操作(アトラクションと相性良し) |
青赤 | アート・ステッカー |
黒赤 | サイコロの高い出目(アトラクションと相性良し) |
黒緑 | 大量のアトラクション観覧 |
赤緑 | 1ターンに複数個のサイコロ(アトラクションと相性良し) |
赤白 | 道化師・ロボット・アグロ |
緑白 | 能力・ステッカー |
緑青 | パワー/タフネス・ステッカー |
デッキリスト
サイドデッキは省略。
クリーチャー(18)
- まどわしビーブル/Bamboozling Beeble *1
- 死拍の従者/Deadbeat Attendant *1
- ミステリス/Xenosquirrels *1
- 注目される綱渡り師/Focused Funambulist *3
- おびえた死体/Scared Stiff *2
- 応急修理係/Quick Fixer *1
- 忘れ物探し、ディー・ケイ/Dee Kay, Finder of the Lost *1
- ___服の狼/Wolf in ___ Clothing *2
- 失礼な受付/Discourtesy Clerk *1
- 魂のペテン師/Soul Swindler *3
- 謝肉祭の肉食獣/Carnival Carnivore *2
呪文(5)
- モバイル・クローン/Mobile Clone *1
- 文章交換/Exchange of Words *1
- 怪しげな料理店/Questionable Cuisine *1
- 生ける死者の夜勤/Night Shift of the Living Dead *1
- 計画殺人/Attempted Murder *1
土地(17)
- 沼/Swamp *10
- 島/Island *7
アトラクション(6)
- 発泡武器販売所/Foam Weapons Kiosk *1
- ビーブルすくい/Pick-a-Beeble *1
- 案内所/Information Booth *1
- リス重ね/Squirrel Stack *1
- 急流すべり/Log Flume *1
- 小説ライド/Storybook Ride *1
反省会
最初は黒が薄めに見えたが、《Soul Swindler》が回ってきたのとボムレアの《Storybook Ride》をピックできたので、アトラクションに進む。そもそもドラフトで2アクションないと効果を発揮できないメカニズムは弱いと前回聞いた気がしたが好奇心に負けた。一応アトラクションをOpenするカードとVisitすることによってアドバンテージを得られるカードが両方あれば戦えると前回聞いた気がしていて、《Soul Swindler》と《Discourtesy Clerk》《Quick Fixer》をピック出来たのでコンボとしては機能はしていた。ただ冷静になると自ターンのみ破壊不能はそんなに強くない。結局黒は一人しかいなかった(多分)が、かなりカットされてそうではあった。
もう一色は《Dee Kay, Finder of the Lost》とレアの呪文をピックした青を選択。思えばまずこれが一つ目のミスだった。今リストを見返して青でなければならない理由が皆無。そもそも青黒のアーキタイプはダイスで、アトラクションの大量展開は黒緑だった。(実際アンコモンの黒緑が回っていて迷った気がする)。緑はかなり食い合いが激しかったので黒緑に進んでいてもまともにデッキになったかは謎。ただ色として明らかに緑が強そう。
ほぼ確定でボードアドバンテージを得られるチケットカウンターメカニズムに対して、アトラクションは不安定すぎた。最初からうすうすわかっていたが、Openしてから効果を発揮するのが次ターンなのと、最高でも毎ターン1/2の確率でしか発動しないのはドラフトだと遅すぎる。ボードアドバンテージが取れない。安定させるためのダイス目を操作する能力は明らかに何も生みだしてないためドラフト向きではない。でも結局誘惑に負けてアトラクション軸にしてしまった。アトラクションをめくる⇒サイコロを振る⇒カードを引くとかいうメカニズムプレイしていて楽しすぎる。
《Storybook Ride》のためにできる限り多くのアトラクションを積んだのだが、これが、2つ目のミス。冷静に考えると《Storybook Ride》でめくれるトップが1枚でも十分強い。それより《Storybook Ride》自体がめくられる確率を高めた方が絶対強かった。3そもそもアトラクションをピックするという行為がメインデッキを弱くしているし、ボムレアをピック出来ているなら明らかに3枚のみの採用でよかった。
《Log Flume》は思っていたより威迫との相性が抜群によく、黒は威迫持ちが多く存在していたため、もっと《Log Flume》+威迫持ちウィニーのビートダウンで勝つプランに寄せていればもう一勝くらいは拾えていたかも。正直《Log Flume》のテキスト最初は意味が分からなかった。 jump in a log とは。
最後の敗因としてシンプルに生物のサイズが足りていなかった。システムクリーチャーの常として、マナコストに対して一回りスタッツが小さいものが多く、普通のビートダウンにめちゃくちゃ弱かった。アトラクションのバフでそこらへん補えるかと思ったら全然そんなことなかった。セットのデザインとして生物のサイズはステッカーが補っている気がするので、色選択でそこらへんを取り込めてたらもっとよかった。セラの天使がマジで無理。
チラシの裏
相変わらず先のことを考えなさすぎるのでドラフトが下手。コンバットは一生わからない。個人的にアン・シリーズには肯定的な感情を抱いていなかったが、『Unfinity』はよくできたセットだった。ステッカーが使い捨てなのは置いておいて、普通に完成度高いと思う。どのメカニズムもプレイしていて面白い。アートワークもさすがによい。白黒ショックランドのSF小説の表紙感めちゃくちゃ好き。商法としてはアレだが……。
毎回好意で遊ばせてもらえるF氏には感謝しかない。この場を借りて謝辞。